できる限り綺麗な歯を保ちたい
その様に思っている方は多いはず。
そして、歯を磨くのは”自分自身”ですよね。
歯磨きに対する意欲を持ち、毎日欠かさずに歯磨きをすることで綺麗な歯が保てます。
どうすれば永続的に積極的に歯磨きという行為は実施されるだろうか?
このことについて「北海道大学歯学部」で研究が実施され、積極的に歯磨き行為がされて歯垢除去率も高くなった方法が論文で発表されています。
こちらの記事を読めば、意欲的に毎日歯磨きができるようになります。
虫歯は万病のもと、綺麗な歯は健康のもと、と言っても過言ではないのでぜひチェックしてみてください。
「技術指導」と「モチベーション」で歯垢除去率が高くなった
北海道大学歯学部で「どうすれば永続的に積極的に歯磨きという行為は実施されるか?」というテーマで歯磨きについて研究が実施されました。
これまで歯磨きのモチベーションの大切さは数多くの研究で明らかになっていましたが、実証的な研究が行われたのは少なかったため、歯磨きのモチベーションについて、実証的な研究が行われたそうです。
そして、実験結果でわかったことは、「技術指導」と「モチベーション」で積極的な歯磨きに変わるというコトです。
技術指導は「ブラッシングの技術指導」、モチベーションは「なぜ人間は歯を磨くのか?」ということを伝えたことで、1日のブラッシングの回数と時間が長くなり、歯垢除去率も高くなったみたいです。
3つのグループに分けて、比較実証される
実験は3つのグループに分けて、14日間かけて実施されました。
3つのグループは下記の通りです。
Aグループ
0日目:診察と技術指導
7日目:診察とモチベーション
14日:診察
Bグループ
0日目:診察と技術指導とモチベーション
7日目:診察と顕微鏡で患者自身のプラークを見せる
14日:診察
Cグループ
0日目:診察のみ
7日目:診察のみ
14日:診察
そうすると、0日目の診察のときには、どのグループも付着した歯垢に差はなかったそうですが、7日目の診察では付着した歯垢がAグループとBグループが少なくなっていたそうです。
特にBグループでは明らかに歯垢除去率が高くなっていました。
さらに、14日目の診察では、AグループとBグループの歯垢除去率は高くなっていたそうです。
歯垢除去率を順位付けすると、1位がBグループ、2位がAグループ、3位がCグループでした。
また、Cグループに関しては14日後の診察でも付着した歯垢に差はなかったそうです。
歯磨きの回数と時間も長くなった
実験結果からわかったことは、「技術指導」と「モチベーション」で歯磨きの時間と回数も多くなったことです。
「正しい歯磨き方法」を知って、「なぜ歯を磨くことが大切なのか」というコトを知ると、積極的に歯を磨くようになり、綺麗な歯を保てることがわかりました。
こちらの記事の読者の方にも、ぜひ健康的な歯を維持してほしいので、これから紹介する「なぜ人間は歯を磨くのか」と「歯磨きの技術」についてご確認ください!
なぜ人間は歯を磨くのか?
まずは「なぜ人間は歯を磨くのか?」についてチェックしていきましょう。
歯磨きの大切さを知って、モチベーションを高めましょう。
細菌の塊となる歯垢の除去
歯垢は細菌の塊です。して後ほどご紹介しますが、歯垢=細菌の塊は、様々な臓器に悪い影響を与えてしまいます。
この細菌の塊を正しい歯磨きの方法で取り除くことで、口臭が抑制されて、虫歯を防止して、多くの臓器から病気を防いでくれます。
歯周病が全身の不健康をもたらしてしまう
歯垢1グラムには1000億もの細菌が存在し、歯垢を放置してしまうと毒素や酵素が出されて、歯を溶かしてしまったり、歯茎に炎症を引き起こしてしまいます。
そして、さらに歯茎が炎症して悪化すると歯周病になってしまい、血管を通して細菌を体全体に運んでしまい、動脈硬化や心血管疾患などを引き起こすと言われています。
その他にも、糖尿病、呼吸器系疾患、認知症と関連性があると言われておりますので、歯垢が溜まってしまうことは非常に怖いことです。
歯を失わずに健康を維持する
虫歯が大きくなると、健康な歯を失ってしまいます。
食材を噛み締めて食べることは、栄養の吸収率を高めてくれて、健康な臓器を維持することに欠かせません。
虫歯になってしまい歯を失うと、栄養の吸収率も低下してしまうため、健康な体を維持できず体が弱ってしまいます。
歯磨きをすることで健康な歯を保ち、綺麗な体が保てるようになりますので、毎日の歯磨きは非常に重要です。
4つの歯磨き技術をご紹介!
最後にご紹介するのは歯磨き方法です。
正しい歯磨き方法を知って、綺麗な口内環境にして健康な歯を保ちましょう。
スクラビング法
歯や歯茎に対してブラシの毛先を直角に当てて小刻みに動かして磨く方法です。
毛先を歯と歯の間に入れて、歯間部もよく磨けます。
バス法
歯と歯茎の境目にブラシの毛先を45度の角度で当てて小刻みに動かして磨く方法です。
歯周ポケットの中を磨くこともでき、歯肉のマッサージ効果もあります。
フォーンズ法
毛先で円をかく様に歯磨きをする方法です。
おおまかな汚れを短時間で落とす効果がありますが、歯と歯の間の歯間部の歯垢は落としづらいです。
ローリング法
毛先を歯の根本に当てて、歯先に向かって回転させる歯磨き法です。
歯の側面は磨けますが、歯と歯の間の歯間部の歯垢は落としづらいです。
文章だけではわかりづらいという場合は「歯磨き スクラビング法」「歯磨き バス法」「歯磨き フォーンズ法」「歯磨き ローリング法」で検索してみてください。
正しい歯磨きをして綺麗な歯を保ちましょう!